自律神経

自律神経の乱れが原因でおこる疾患

自律神経の乱れが原因でおこる疾患

1.自律神経失調症
2.神経性胃炎
3.過敏性大腸炎
4.過換気症候群
5.メニエール病
6.突発性難聴

1.自律神経失調症

精神的なストレスや疲労が引き金となって自律神経が乱れ、心や体に不調が現れた状態です。不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルにより、吐き気をはじめ多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、めまい、不整脈、不眠などの症状が現れます。このような不定愁訴は人によって大きく違うのが特徴です。


2.神経性胃炎

仕事などによる精神的なストレスや過労が原因となる胃炎です。ストレスや生活習慣の乱れなどから、自律神経がバランスを崩して胃酸が過剰に分泌され、気分がふさぐ、のどがつかえる、胸やけ、胃が痛い、もたれるなどの胃炎症状を引き起こします


3.過敏性大腸炎

腸の蠕動運動に異常が起こり、腹痛を伴う慢性的な下痢や便秘などを引き起こします。何週間も下痢が続いたり一時的に治まり、その後再発するという現象を繰り返します。検査で調べても異常がみられないのが特徴です。


4.過換気症候群

過剰な精神的ストレスが引き金となって突然浅く速い呼吸を繰り返す疾患です。動悸や酸欠状態のような息苦しさを感じます。さらに呼吸のし過ぎによって血液中の二酸化炭素が過度に減少することで、めまい、手足のしびれや筋肉のこわばりなどが生じます。息苦しさから呼吸しようとしてさらに呼吸のスピードが速まる悪循環に陥ることもあります。


5.メニエール病

ストレスなどが原因で内耳のリンパ液に異常が生じます。自分や周囲がぐるぐる回るめまいと、どちらか一方の耳だけに起こる耳鳴り、そして難聴の3つが同時に起き、多くの場合、強い吐き気や嘔吐を伴います。放置すると耳鳴りや難聴が進行します。


6.突発性難聴

原因ははっきりしていませんが、ストレスや過労、睡眠不足など自律神経を乱す症状で誘発され前触れなく現れます。また血流障害やウイルス感染によって引き起こされる場合もあります。


働き盛りの40代から60代に多くみられます。
血流改善、ウイルス感染に対しては早期の投薬が必要です。症状が出たらとにかく早く病院を受診すること。また整体などの徒手療法と併用すると効果的です。

PAGE TOP